神社参拝とは、神社におまいりに行くという意味です。
神社は日本中、いたるところにありますから、神社の意味や、神社参拝の意味が分からない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
今回は、神社参拝の仕方、作法についてまとめました。
神社参拝の仕方
神社参拝の仕方にはどのようなものがあるのでしょうか?
神社参拝の時間帯はいつがいい?
神社参拝の時間は、賛否両論あるようですが、朝か午前中がふさわしいという意見が多いようです。
神道はそもそもが、自然崇拝の宗教ですから、自然の豊かさを感じられる午前中にいくのがふさわしく、また、ご利益も大きいのだとか・・・。
また、朝や午前中は、境内にも人が少なく人の雑念が少ない事も、朝や午前中がオススメの理由の一つです。
夜の参拝は「失礼」あたるので、行かないほうが良いという考えもあります。神社は神様の家ですが、知人・友人のお宅に夜突然おじゃまするのが失礼に当たるように、神様の家である神社に夜訪問するのは、神様に失礼であるということのようです。
神社参拝の頻度はどれくらい?
何度も何度も神社参拝に足を運ぶと、運がよくなるかというと、そうでもないようです。神社参拝はたくさんすれば良いというものではなく、参拝の質が大切なようです。
また、神様に何かをお願いする場合も、何度も何度も同じことを神様にお願いするのもあまりよくないようです。神様だって、同じことを何回も聞かされたらウンザリしてしまいますよね。
神社参拝は、気持ちを込めて、大切なときに行くのが良いようです。
神社参拝の時の服装の注意点は?
七五三のような特別な参拝のときはもちろんのこと、普段の神社参拝の時でも、なるべく、正装でおまいりしましょう。きっちりとした正装が難しい場合でも、清楚できちんとした服装を心がけましょう。
ただし山の中にある、登山が必要な神社の場合は、動きやすい軽装でも良いです。ジーンズやジャージは神様に失礼ですから避けましょう。
女性は夏場は、サンダルは避けましょう。冬場は毛皮は避けましょう。
生理の時は神社参拝してもいいの?
整理の血は、穢れていると考えられ、昔は、生理中の女性は神社参拝はしてはいけないといわれていました。しかし、現在では、それほど厳格に禁じられているわけではないようです。
生理中の女性が参拝できないのは、「体が弱っているから」だとも考えられています。生理中は、生理痛になったり眠気に襲われたり、元気の出ない女性も多いのではないでしょうか。生理の時は無理に参拝などせず、家でゆっくり体を休めたほうがよいのではないでしょうか。
喪中の時は神社参拝してもいいの?
喪中というのは、亡くなった人をいたみ、喪に服している期間を意味します。
日本では、身近な人が亡くなってから50日の間は、亡くなった方の死をいたみ、おめでたい事は避けようという考え方があります。
死後49日までの間は、死者の魂はまだこの世に残っているといわれていますから、その間は、祝い事はしないというのが一般的な常識です。 神社参拝も、その例にならって、喪中の間、つまり死後50日間はしてはいけないという慣わしになっています。
この50日間のことを「忌(いみ)」といいます。 妻や子は50日、祖父母・孫・兄弟姉妹は30日、曾祖父母・ひ孫・甥・姪・叔父叔母は10日、その他の親族は3日と、明治時代から忌の期間は決められています。 その期間は、神社参拝は避けましょう。
雨の日に神社参拝してもいいの?
雨の日に神社参拝してはいけないと考える人もいます。雨と言っても、どしゃぶりから、小雨までさまざまな雨がありますが、できれば神社参拝は、晴れた心地の良い日に行いたいものです。
しかし、神社参拝を前から予定していた場合や、その日しか神社参拝が出来ない場合も有るでしょう。そういった場合は、雨天決行しなければいけない場合もあります。豪雨の時は危険ですから、神社参拝は避けたほうが良いでしょう。
しかし、ぱらぱらと、気持ちよい感じの雨が降るのであれば、清めの雨と言って、歓迎の雨といわれていますから、神社参拝しても問題ないでしょう。
雨が降る前のどんより曇った天気の時は、霊感の強い人は、神社参拝は避けたほうが良いとされています。このようなうす曇の時には、境内には瘴気が強く充満するそうです。霊感のある人はそれらの気を感じ、調子が悪くなる事もありますから、悪天候の時は避けたほうが無難です。
また、雨が降っていなくても、なんとなく嫌だなと感じたら、その神社とは相性が悪く、神様から招かれていない場合もあります。何かを感じた場合は、参拝は控えたほうがよさそうです。
神社参拝の際のお金はどれくらい使うべき?
神社参拝時にはお賽銭をお賽銭箱に入れますが、「ご縁があるようにと」5円にちなんだお金をお賽銭にする人が多いようです。
もともと、神様には、お金ではなく、魚や肉、酒やお米を紙でくるんだ「おひねり」を神様にささげる風習があったようですが、それが時代と共に、お金にかわったのがお賽銭なのだそうです。
お賽銭は、金額ではなく、気持ちが大切です。神様にお願いするときの、願い事が大きくなればなるほど、お金の金額を大きくするという人もいるようです。 お賽銭は気持ちですから、いくら以上という決まりはありません。自分の良心にしたがってお金の額を決めるのがよいのではないでしょうか。
願い事の仕方
神社に行って、願い事をする人も多いと思います。願い事にはルールはありませんから、自分がどうなりたいかをはっきりさせてから、明確にお願いすると良いそうです。ただし、人を呪ってはいけません。
歓迎のサイン
神社参拝時に、神様からの歓迎のサインがある場合もあります。せっかくのサインですから見逃したくないものですね。
風が吹く、虹や太陽が出る
参拝時に、さーっと風が吹いたり、太陽や虹が出るのは、神様の歓迎サインです。
雨や雪、花びらや葉が降る
お参り中に急に雨が降るのは「禊の雨」といわれており、神様が喜んで迎えてくれているサインといわれています。神社参拝時だけ雨が降る現象も、特に良いそうです。
反対に、参拝時だけ雨や雪がやむのも、歓迎のサインです。 鳥居をくぐったとき、一時的に天候が変わることもありますが、これも、神様からのサインです。
小石が飛んでくる
参拝中に小石が飛んでくるのは、天狗の歓迎の挨拶だそうです。天狗のつぶてといわれています。
花嫁を見かけたり結婚式に遭遇する
参拝時に、結婚式を見かけたり、花嫁さんを見るのも、神社からの歓迎のサインです。
人がいなくなる
込んでいる神社なのに、参拝するときだけ、なぜか人がいなくなり、自分たちだけになることがあります。これも、神様とゆっくり過ごせる時間を神様がつくってくれるという、歓迎のサインです。社会に貢献している人におきがちな現象のようです。
参拝の方法と作法・お参りのマナー
1.一礼して鳥居をくぐる
神社にはいるにはまず、鳥居をくぐらねばなりません。できれば、一番外側の一の鳥居から順にくぐりましょう。鳥居をくぐるまえは、軽く一礼します。
2.参道をすすむ
鳥居をくぐったら、参道を進みます。真ん中は神様が歩く道ですので、人間が通ってはいけません。端っこを通るのがマナーです。
3.手水舎で手を清める
神社にある、手水舎で手を清めます。まずは左手、次は右手を清めます。そのあと口をすすぎます。その後もう一度左手を清めます。ひしゃくはみんなが使うものなので、口をつけないのがマナーです。
4.参拝する
参拝時には、まず軽く一礼します。そのあと、錫を鳴らします。お賽銭を入れます。投げつけてはいけません。そのあと、二礼二拍手一礼をします。二回深いおじぎをして、二回手を打って、1回軽く礼をします。
出雲大社など、作法の違う神社もありますので、参拝時には、神社の作法に従いましょう。
5.天津祝詞を唱える
二礼二拍手一礼のあと、祝詞を唱える場合もあります。祝詞をとなえることで、より丁寧な参拝になります。
神社参拝後に好転反応が起きることもある?
好転反応とは、運気が良くなる前のデトックスのようなものです。神社で神様の高い波動に触れた後、デトックスとして好転反応が起きる場合もあるようです。
好転反応の例としては、頭が痛くなったり、体調不良になったり、一時的に悪い事がおきたりする場合があります。直感の強い人は、好転反応だと気づきますが、気付かない人はただたんに具合が悪くなったと思ってしまうかもしれませんね。
好転反応の後は、運気が上昇したり、健康に近づいたりできる、ということになりますから、いたずらに恐れる必要はありません。しかし、本当に体の病気の場合もありますので、症状がひどい場合は必ず病院にいきましょう。
作法を学んで気持ちよく神社参拝をしよう
さて、神社参拝の作法についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?神社参拝のマナーや作法はしっかりまもり、神様にも他の参拝者にも失礼のないように、気持ちよい参拝をしたいものですね。
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