フラワーエッセンスという言葉を聞いたことはありますか?フラワーエッセンスは花や植物の波動により、人間の心や体や感情に調和をもたらすといわれています。
フラワーエッセンスとは一体どういうものなのでしょうか?今回はフラワーエッセンスについてまとめてみました。
フラワーエッセンスとは
フラワーエッセンスは、花の波動を特殊な方法を使って液体に転写した液体のことです。花や植物はそれぞれ、固有の波動を持っており、その波動が、人間の心や体や感情に影響を与え調和をもたらすと言われており、フラワーエッセンスは「波動療法」使われます。
エドワード・バッチ氏のバッチフラワーレメディ
花を使った治療法は古代から行われてきたといわれています。オーストラリアのアボリジニの人たちは、花の朝露を治療薬として使っていたそうです。このように古くからある花療法を近代になってから体系づけたのが、エドワード・パッチ氏です。
エドワード・バッチ氏は、1886年にイギリスのウォーリックシャー州モスレ村に生まれました。子どもの頃から自然を愛したバッチ氏は、鳥や木や野の花を見て回るのが大好きな少年でした。バッチ氏はやがて医学をこころざし、大学に通うようになりましたが、医学生の頃から、どの患者にも同じような投薬をし同じような治療をする現代の医学に疑問を感じ始めていました。パッチ氏は一生懸命、患者を観察しました。すると、おなじ治療をほどこしても患者によって反応が違うことに、パッチ氏は気づきました。また、似たような性格の患者は、おなじ薬に対しておなじ反応をすることにも気づきました。
このことからパッチ氏は、病気治療には症状よりも性格のほうが重要である、という考えをもつようになりました。バッチ氏は細菌学者になったのちホメオパシーに出会い、ホメオパシーの原理をつかって性格別に治療できるワクチンを作ります。そのワクチンは医学会に熱狂的に受け入れられました。
その後43歳から50歳でなくなるまでの7年間の間、バッチ氏は自然界の植物や野草の中から副作用や苦痛を伴わない薬を見つけるため、放浪のたびを続けました。この人生をかけた旅の末に、バッチ氏は38種類のフラワーレメディを見つけました。そしてすべてのレメディを見つけた、その翌年の1936年にこの世を去りました。50歳と言う短い生涯でした。
バッチ氏は亡くなる前に、バッチフラワーレメディは38種類で完璧だと言い残していたそうです。
現在フラワーエッセンスを使っての治療と言えば、バッチ氏が開発した「バッチフラワーレメディ」のことをさすことが多いと思います。フラワーエッセンスは、ホメオパシーにも使われますが、体にも作用するといわれているホメオパシーと、感情や性格に作用するバッチフラワーレメディでは、少しだけ考え方が違います。
性格が病気を作っている
バッチ氏は病気の原因は、傲慢・冷酷・憎悪・無知・利己・不安・貪欲などのマイナスの感情にあると考えていました。マイナスの感情が肉体にも影響を及ぼし、やがて身体的な病気を引き起こすとバッチ氏は考えたのです。
フラワーエッセンスを使った治療は、病気の原因となる「感情」に作用することにより、心身の不調や病気を改善していこうと考える治療法です。
フラワーエッセンスの作り方
フラワーエッセンスは特殊な方法で作られます。
代表的なものに「太陽法」と「ボイル法」がありますが、現在では太陽法が使われることが多いようです。
太陽法は、湧き水に花びらを浮かべ、太陽光に当てることで花の波動を水に転写させる方法です。ボイル法は、花びらを入れた湧き水を煮沸させることで、花の波動を転写する方法です。どちらも、良く晴れた朝の九時前に、一番美しく咲いている花の花びらを摘み、湧き水に転写したのち、ブランデーを加えます。
この方法は、バッチフラワーレメディの開祖、エドワード・バッチ博士が1930年代に開発したものです。
このようにして作られたフラワーエッセンスには、花の波動が転写されています。
フラワーエッセンスの選び方
ではどのようにして、フラワーエッセンスを選べばよいのでしょうか? まずは38種類の中から自分にあったエッセンスを選びましょう。自分の気になるピンと来るエッセンスがあれば、まずはそれを使ってみるのがよいでしょう。一度につかうエッセンスは一つにしたほうがよいようです。
フラワーレメディの性格別分類
ここでフラワーレメディの分類を簡単にご紹介します。さまざまな分類法があるようですが、ここでご紹介するのはバッチ氏の提唱した分類法です。
1. 不安と恐れ
ロックローズ、ミムラス、チェリープラム、アスペン、レッドチェストナット
2. 内心の不確かさ
セラトー、スクレランサス、ゲンチアナ、ゴース、ホーンビーム、ワイルドオート
3. 現実への無関心
クレマチス、ハニーサックル、ワイルドローズ、オリーブ、ホワイトチェストナット、マスタード、チェストナットバッド
4. 寂しさ
ウォーターバイオレット、インパチェンス、ヘザー
5. 人や周囲に敏感すぎる
アグリモニー、セントーリー、ホリー、ウォールナット
6. 失意と絶望
ラーチ、パイン、ウィロー、クラブアップル、オーク、エルム、スターオブベツレヘム、スイートチェストナット
7. 人のことを気にしすぎる
チコリ、バーベイン、パイン、ピーチ、ロックウォーター
一つ一つの花には、それぞれ固有の波動と効果があります。ここですべてご紹介することは難しいですので、ご興味のある方はバッチフラワーレメディ専門店などのサイトを参考にされるとよいかと思います。
・バッチフラワーレメディ専門店 eパスタイム http://www.pass-thyme.com/
フラワーエッセンスの使い方
フラワーエッセンスの使い方はさまざまです。飲めば体の内側から、スプレーすれば外側から影響します。
飲む
1日に数回、寝る前や食事の前に舌下に4滴ほどたらします。ミネラルウォーターで薄めてもよいでしょう。飲用することで、体内のチャクラから波動が作用します。
スプレーする
遮光ビンにアルコールとミネラルウォーターをいれ、そこに2滴フラワーエッセンスをたらします。体にスプレーすることで、体の外側のエネルギー層から波動が整います。
お風呂に入れる
お風呂に数滴たらして、混ぜます。飲用よりも、量を多めにしたほうがよいでしょう。
クリームと混ぜる
クリームなどに混ぜて使うこともできます。
ペットに使う
ペットの飲む水にたらしたり、寝床にスプレーしたりします。手のひらに数滴つけて、なでてあげてもよいでしょう。動物の場合は、回数は少なめでよいです。
感情に問題のあるときはフラワーエッセンスの助けをかりてみましょう
さて、フラワーエッセンスのなりたちから使い方までをまとめてみましたが、ここには書きつくせないほど、フラワーエッセンスの世界は奥の深いものだと思います。
フラワーエッセンスを使って自分の中のマイナス感情を調和することで、色々な変化が起きるかもしれません。フラワーエッセンスはインターネットでも入手可能です。
この記事を読んだ方も、何かのご縁かもしれません。ピンときたフラワーエッセンスをこの機会に試してみるのもよいかもしれませんね。
参考文献:『マイナス感情をプラスに変える バッチフラワーレメディの実践法』浅見政資
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