前世なんてあるわけない?
前世をテーマに書いておきながら、のっけから、いきなりなんなのさ?と思われるかもしれませんが、「前世なんかあるわけないよ・・・・」という方も、世の中のかなりの数を占めていることは確かです(なぜか筆者の周りはそういう人ばかり・・・)。
この記事を読んでいる方の中にも、「前世を信じない」という方は、いらっしゃることでしょう。
しかし世の中には前世を信じている方もいますし、なかには「私は前世を覚えている」なんて方も、ちらほらいらっしゃるようで、この件に関しては、賛否両論繰り広げられている・・・と、筆者は認識しております。
そうはいっても、前世を覚えてもいないし、信じてもいない方にとっては、「前世」なんて、そんな、あるんだかないんだか、良くわからないものの話をされても困っちゃうよ・・・・というのが正直な気持ちではないでしょうか。
自分が死ねば前世があるかないかも、はっきりとわかるのかもしれませんが、わかったところで、すでに死んでしまった後では誰にも報告できません。
また、死んでしまった人に、前世があるのかどうか、聞いてみたい気持ちはやまやまなのですが、「死者に口なし」で、残念ながら死んだ本人には、死後の様子など、一切聞くことができないのが、哀しき現状なのです・・・・。
「前世を覚えている」という人はいる??
このように、あるのかないのか、たしかめることのできない「前世」ではありますが、「私は前世を覚えている」と証言する人はいます。
これにつきましても、本人は「前世の記憶」と思っているけれども、実は本人の「思い込み」であるとか、「記憶の捏造」であるとか、「嘘をついている」だとか、「子供の言うことだから」うんぬん・・・などなど、いろいろ、賛否両論あるとは思うのですが、そういったことはおいといて・・・・とりあえず、幾つかの証言例をまとめてみました。
信じるか信じないかは、あなた次第・・・・ということで。
ジェームズ・レイニンガー
英紙「Daily Mail」の記事によると、ジェームス・ライニンガー君は2歳のころ、彼の両親とともにルイジアナ州に引っ越してからというもの、悪夢にうなされるようになったそうです。
そのとき、ジェームズ君は「落ちる」「体が焼ける」「脱出できない」「もうダメだ」などの言葉を口にしました。
ご両親のブルース・レイニンガーさんとアンドレアさんは、そのうちジェームズ君の悪夢も治まるだろう・・・と考えていましたが、悪夢はひどくなるばかり・・・。心配したアンドレアさんは、ジェームス君に「いったい何があったのか」とたずねると「日本人に飛行機を撃沈された」と答えたのだそうです。
調べてみると、第二次世界大戦中、ジェームズ・ヒューストンさんという米軍パイロットが1945年3月3日に硫黄島の戦闘で日本軍の攻撃を受け、戦死していたことがわかりました。戦死したジェームス・ヒューストンさんは、奇しくもジェームス君と同じ名前・・・。
ジェームズ君は当時まだ2歳。第二次世界大戦のことなど知るはずはないのですが、当時の戦闘機の様子など実際に戦闘機を操縦したものでないとわからないようなマニアックなことを、詳細に語ったのでした。
このようなことから、ジェームス君は、硫黄島で戦死した米兵ジェームス・ヒューストンさんの生まれ変わりに違いないと、ジェームズ君のご両親は考えた、というのです。
ケビン・クリストンソン
ケビン・クリストンソン君は、片足にできた転移性の悪性腫瘍のため1979年に2歳でなくなりました。腫瘍の転移のためケビン君の左目は飛び出し、治療のため右の首筋から投薬が行われました。
その後、彼の母親は離婚。別の男性と再婚し、ケビン君の死後12年後に男の子を授かりました。彼女は彼をパトリックと名づけましたが、不思議なことにパトリック君は2歳でなくなったケビン君に似た特徴をもっていました。パトリック君の右の首筋には、ケビン君の投薬治療のときにできた傷を思わせる痣があり、左目には角膜白斑ができていました。また、パトリック君は、どこも悪くない足を引きずって歩いたそうです。
パトリック君は手術の夢を見ることがありました。そのときの夢で手術をうけたのは、ケビン君が手術したのと同じ右耳だったそうです。
4歳になるとパトリック君は「前の家」のことを母親に尋ねるようになりました。彼は引っ越したことなどなかったのに・・・・。彼は「前の家」の色を覚えていましたが、それは、ケビン君がすんでいた家と同じ、オレンジ色と茶色の混ざった色だったそうです。
ジョン・マッコーネル
1992年、6発の弾丸を受け、ジョン・マッコーネルさんという男性がなくなりました。彼の一人娘ドリーンさんは、その5年後に男の子を出産し、その子をウィリアム君と名づけました。ウィリアム君は、先天性の肺動脈弁閉鎖症を持っていましたが、何度かの手術により回復へ向かいます。
不思議なのは、ドリーンさんの父であるジョン・マッコーネルさんが打たれとき、弾丸が心臓の動脈や、肺の弁を傷つけたため、なくなる直前には肺動脈弁閉鎖症の症状とよく似た状態だったということ。
また、ドリーンさんがウィリアム君を叱った時、ウィリアム君はこう怒鳴ったことがありました。「お前がまだ小さくて、俺がお前の父親だった時、俺はお前を叱ることはあっても叩きはしなかったぞ!!」また、ウィリアム君は、こんなこともいいました「小さいころにボスという猫を飼っていたのを覚えている?」ドリーンさんはかつて猫を飼ってはいたのですが、その猫のことを彼女は「ボストン」と呼んでいました。その猫を「ボス」と呼んでいたのは、父親のジョンさんだけ・・・。
以上、3つのケースをあげてみましたが、こういった不思議な話をきけば「前世はあるのかもしれないな・・・」なんて、思えてきますよね。
前世からの縁 ソウルメイト
もしも前世があるとしたら、前世で一緒に過ごした魂が、今回の人生でもあなたと巡り会い一緒に時を過ごす・・・なんてロマンティックなことも、あるかもしれません。
そのような、前世からの縁のある魂のことを「ソウルメイト」と呼びます。
ソウルメイトとは?
ソウルメイトとは魂の伴侶のこと。英語のsoul(魂)とmate(伴侶)を組み合わせた造語です。ソウルメイトは、前世やそのまた前世でも、あなたと共に生きてきた、とても縁の深い魂です。
ソウルメイトは、何らかの学び気づきを得るために、その時々でお互いの役柄を変えながら何度も生まれ変わり、共に時を過ごすことを約束してきた契約の魂、とも言われています。「目を見たらわかる」という人も・・・。
ソウルメイトの特徴
• 初めて会ったのに前から一緒にいたような気がする
• 生い立ちが似ている
• 似たようなことをする
• 自然体で居られる
• シンクロニシティが起きる
• 顔や体の一部がどことなく似ている
• なぜか気が合う
気の合うお友達、恋人、家族・・・気づけばいつも一緒にいたあの人は、前世でもあなたと一緒に人生を過ごした縁の深い魂なのかも。
前世を知るにはどうしたらいいの?
もしも、前世を知ることができたら、生きている目的や、大切なあの人と出会った意味なども、わかるのかもしれませんね。
では、前世を思い出すためには、一体どうすればいいのでしょうか?
前世を思い出したいという人のために、いくつかの方法をご紹介します。
退行催眠誘導の動画やCDの力を借りる
前述したブライアンワイス博士の書籍には、前世療法のためのガイダンスCDが付録でついています。また、前世を思い出すための退行催眠のガイダンス動画も存在します。このようなCDや動画の力を借りることで、前世を思い出す場合があるでしょう。
ピプノセラピー(前世療法)を受ける
ピプノセラピーとは催眠療法の1つである「退行催眠」のこと。カウンセラーの誘導に従って、過去の記憶を順次辿っていくことで、本人が覚えていないはずの前世の記憶までさかのぼります。
ピプノセラピーを受けることで、理由のわからなかった心理的な症状の原因が実は前世にあるとわかり、症状が緩和された例もあるようです。現在は様々な機関でピプノセラピーを受けることができますが、実際に施術を受ける場合には、ぜひご自身の目で調べ、きちんと確かめ、信頼できるカウンセラーのもとで療法を受けることをお勧めいたします。
西洋占星術で鑑定してみる
西洋占星術では前世に関連する事柄には、ドラゴンテイルが関わっている、とされています。
そのため、出生図のホロスコープの、ドラゴンテイルの配置されているハウスや、ドラゴンテイルとアスペクトを形成している惑星を見れば、前世のあなたがどのようなことをしてきたのかを知ることができます。
例えばドラゴンテイルと金星がコンジャンクションしている(ドラゴンテイルと金星がホロスコープの同じ場所で重なりあっている)のであれば、あなたは前世において美的なことを探求してきた可能性があります。そのため今生のあなたには、美的な感覚や事柄において、優れた資質や才能が生まれつき備わっているかもしれません。その資質や才能は、前世のあなたが努力したことによって手にした、生まれついてのギフトのようなものですが、その反面、前世で散々やり尽くした事柄でもあるため、あなたの魂はもうその事柄には飽き飽きしてしまっているのです。そのため、もしもあなたが、今回の人生でドラゴンテイルの事柄に執着してしまった場合には、なんとなく行き詰まりを感じることになるかもしれません。実は、あなたの今回の人生ですべきことは、ドラゴンテイルの反対側にあるドラゴンヘッドの示す事柄なのです。
そうは言っても、ドラゴンテイルに関係する事柄は、あなたの生まれついての才能。人のために奉仕する気持ちでその才能を使えば新しい縁と巡り会い、人生が動いていくのを感じるかもしれません。
また、相手のホロスコープと、自分のホロスコープを見比べた時、もしも自分のドラゴンテイルと、相手の惑星がアスペクトを形成していたら、その相手は前世でも、あなたと何らかの関わりがあった可能性があります。
まとめ
あるともないとも言い切れない「前世」ではありますが、「前世がある」と考えて生きた方が、なんとなく夢があって楽しく生きられそうではありませんか?
前世でやり残したことがあって生まれてきたなら、今回の人生は後悔のないよう、思い切り生きたいものですね。
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