顕在意識を潜在意識とは?意識のパワーとは?

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あなたは「顕在意識」という言葉を聞いたことはありますか?

スピリチャルや心理学が好きな方であれば、この言葉、すでにいろんなところで目にされているかもしれませんね。

今回は、この「顕在意識」について、まとめてみました。

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顕在意識とは何か

顕在意識とは、一言で言うと、普段私たちが意識している、表面上の意識のことです。

「お腹が空いたなあ」「洋服を着よう」「あの本が欲しい」・・・・このような、普通に自分たちが意識して考えることのできる意識のことをスピリチャルでは「顕在意識」と呼んでいます。

普段、私たちは、自分が自分の意思によって行動しており、したいように振舞っている・・・・・と考えていますよね。

それが、人間として普通の当たり前の感覚だと思います。自分の考えていることを自分でも意識できていない、などと思ってしまっては、何をするにも不安になってしまい、普通に生活ができませんよね・・・。

ですから、ごく普段の当たり前の感覚では、私たちは、自分の意識を自分自身で全て把握し理解できているものだと、当然のように感じていると思います。
それが「あたり前の普通の」ことだと思います。

この「当たり前の普通の」意識の領域のことを「顕在意識」と呼んでいるのです。
では、当たり前でない、普通でない、意識領域、というのがあるのでしょうか?

実はあるのです。

人間の意識というのは、私たちが感じているような単純なものではありません。自分でも意識できていない意識の領域が存在するのです。
では、この、当たり前の意識=「顕在意識」の他に、どんな意識があるというのでしょうか?

顕在意識と潜在意識

「意識」には、普段意識している顕在意識の他に、自分でも意識できない意識の領域=「潜在意識」がある、と言われています。

しかも普段意識できているこの「顕在意識」は意識の中のほんの10%で、残り意識の90%は、自分でも意識できない「潜在意識」が占めている、というのです。(なかなか、理解しがたい発想ですよね・・・)

この、驚くべき意識の仕組みに最初に気づいたのは、ドイツの心理学者ジークムント・フロイトでした。

フロイトは、多くの患者の精神分析をしていく中で、人間には本人にも意識できない意識の領域があることに気づいたのです。

フロイトは当時、このことを意識・無意識・前意識という3つの言葉を使って説明しました。

その後、フロイトの弟子であるユングの研究などを経て、現在のスピリチャルの世界では、この意識の仕組みのことを「健在意識」「潜在意識」という言葉を使って説明することが多いようです。

この「潜在意識」の世界のことは、インド仏教典の仏教典では阿頼耶識とも呼ばれていました。仏教典に、そのような言葉が存在するということは、古くから、この意識の仕組みに気付いていた人はいたのですね。

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意識の仕組み

人間の意識には「顕在意識」と「潜在意識」があります。

意識の仕組み
• 顕在意識・・・全体の10%を占める意識領域
• 普段意識できている意識領域のこと。
• 意思決定、願望など、自分でも意識できている意識領域

• 潜在意識・・・全体の90%を占める意識領域
• 普段意識できない意識の領域
• フロイトの説く無意識・前意識
• ユングの説く無意識・集合無意識の世界。インド仏教典の阿頼耶識
• 意識の大半を占めているが自分では意識することができない意識領域

意識がこのような仕組みになっていることを知ると、私たちが普段意識できているのは、意識のたった10%である「顕在意識」であることがわかります。

思ったことがなかなか実現しないのはなぜ?

いままでに述べたように、私たちはこの「顕在意識」の働きによって、さまざまなことを望み、願い、計画します。しかし、この「顕在意識」の影で、自分でも意識することができない広大な「潜在意識」が四六時中働いています。

しかもこの「潜在意識」は意識の90%を占めているので、たった10%しか占めていない「顕在意識」の領域でいくら強く願ったとしても、なかなか願望は達成できない、というようなことが起きるのです。

例えば「禁煙をしたい」と思っている人がいるとしましょう。この人の「禁煙したい」という思いは、この人の「顕在意識」で考えたことです。

その時、本人は、嘘偽りなく「禁煙したい」と真剣に考えているのですが、実はそう考えながらも、その人の「潜在意識」では「禁煙したくない」と考えているかもしれないのです。

潜在意識はその人の意識の大半を占めますので、顕在意識でいくら強く願ったところで、しょせん潜在意識には勝てません。結果的にその人は、自分の顕在意識に反し、潜在意識の希望した通り、タバコを吸ってしまいます。

この人が禁煙したくない理由も、実は、潜在意識の中に、ちゃんと存在するのですが(過去のトラウマや刷り込みなど)、それらも、潜在意識の深いところに巧妙に隠されているので、自分では気づくことが難しいのです。

このような人が、意を決して、「禁煙するぞ!」と何度も自分に言い聞かせ、ふすまに張り紙をし、周りにも「俺は絶対に禁煙する!」と宣言し、滝に打たれるなどの荒業などをしたとしても、「潜在意識」を書き変えない限り、禁煙に成功することは難しい、という残念なことが起きてしまうのです。

顕在意識に気づくことが夢を実現する第一歩

本当の自分の意識のほとんどは表面的な「顕在意識」であり、本当の自分は自分でも理解できない、深い深い潜在意識の中にあることが、わかっていただけたでしょうか?

自分でも気付けない、広大な自分の意識の領域がある・・・・。
このことに気づけば、今まで思った通りにいかなかったことの理由も、だんだんわかってくるでしょう。

また、自分には自分にも気づかない可能性が、たくさんあることにも気付くと思います。わたしたち人間には、まだまだ、おおくの可能性があるのです。

また、顕在意識と潜在意識の仕組みを知り、うまく潜在意識の情報を書き換えることができれば、自分の願望を簡単に達成することも可能になってくるでしょう。

顕在意識の存在を知ることは、意識の仕組みを理解することの第一歩。
意識の仕組みをうまく活用して上手に夢を実現していきましょう。

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